肌の老化や皮膚がんに関係する
悪者と敬遠されがちです。
しかし実は、日中適度に
日の光を浴びることは、
骨密度や免疫力の維持、
体内時計のリセットにつながり、
日常のセルフケアに取り入れてほしい
行動でもあります。
とにかく太陽の光は
目の敵にされがちです。
確かにシミ・シワをはじめ、
皮膚に与える影響や、
角膜炎、白内障といった
目の疾患の原因となる
可能性があることなど、
太陽光、中でも紫外線が体に与える
好ましくない影響については
注意する必要があります。
太陽光の体への有用性も
同時に理解しておく必要があることが
最近の研究で明らかになってきました。
紫外線を含む太陽光は
悪い影響を及ぼすだけでなく、
大きなメリットも与えてくれます。
太陽光によるダメージを避けつつ
その恩恵を受ける
適切な付き合いを心がけることです。
波長ごとに体への影響が異なります。
紫外線は波長が
380nm(ナノメートル)以下と
可視光よりも短い光で、
波長ごとにUV-AやUV-B、UV-Cの
3種類に分類されています。
このうちUV-A、UV-Bは
肌の老化や皮膚がんとの
関連がわかっています。
という機能も持っています。
また、400~500nmの波長の
ブルーライトや、
紫外線とブルーライトの境界域にある
360~400nmの波長の
バイオレットライトは、
適切なタイミングで
適切な量を浴びることで
人体に好影響を
もたらすことがわかってきました。
つまり、必要な光を必要なタイミングで
浴びることこそが、
健やかな体づくりに
欠かせないということです 。
プリズムなどを通すと
人間の目で感知できる波長域の
可視光線といわれる光と、
目では感知できない紫外線や赤外線などの
光で構成されています。
紫色の光です。
紫色の可視光線より波長の短い光を、
紫の外側にある光なので
紫外線と呼びます。
一方、可視光線の中で最も波長が長い
赤色の光より波長の長い光は
赤外線と呼ばれます。
可視光線の7色で
太陽光が雨の水滴で屈折・反射して
波長の長さの違いから
7色に分かれて見られる現象です。