肌の皮脂や水分が
不足することを指します。
潤いがなくなり、
肌は粉をふいたような
見た目やパサつき、
触るとカサカサになっています。
肌のかさつきだけでなく
入浴後の肌のツッパリやかゆみといった
症状も肌が乾燥している状態です。
足の裏などがあります。
顔も乾燥しやすく、
特にあごや両頬、目の周りや
唇の乾燥にはケアが必要です。
外部刺激から体を守ると同時に
水分を保持するといった
機能も備わっています。
肌の乾燥した状態が続くと
バリア機能が低下し、
アレルギー物質や化学物質が
皮膚に入り込んだり、
物理的にも刺激をうけやすくなります。
水分を保持する機能も弱くなり
皮膚はさらに乾燥するようになります。
少しの摩擦でも
炎症やかゆみが起きてしまいます。
痒いからと掻いてしまうと
皮膚はかき壊され、
直接神経を刺激するため
かゆみは強くなるという
悪循環に陥ります。
敏感肌の状態です。
健康な肌では問題とならない
石鹸や化粧水などでも痒みや痛みを
感じてしまうこともあります。
さらにダニの死骸やハウスダスト、
花粉などのアレルゲンは
破綻した皮膚バリアを通って
体内に入るとアレルギー反応を起こし、
かゆみや湿疹を
引き起こす原因となります。
皮膚のトラブルは悪化する一方、
皮膚の病気に
なってしまうこともあります。
かゆみと湿疹が特徴的で
慢性に経過する罹患率も
高い皮膚疾患です。
多くは乳幼児でみられていましたが
最近では成人での発症も多くみられます。
生活習慣や喫煙などが
発症に関与しているといわれ、
皮膚のバリア機能低下も
考えられている原因のひとつです。
アトピー性皮膚炎は乾燥しやすく
保湿が重要といわれる一方で、
バリア機能が低下した乾燥肌が
アトピー性皮膚炎の
きっかけともいわれます。
カサカサになった皮膚が
剥がれ落ちるようになった状態を
乾皮症とよびます。
スネの部分が
ウロコのようになっていた要注意です。
皮膚の水分や皮脂が
足りていない状態であり、
かゆみも出てきてしまいます。
肌が乾燥することによって
湿疹が生じることを
皮膚欠乏性湿疹とよびます。
乾燥しやすい冬場に多く、
年代としては高齢者で
多くみられるものです。
乾燥しやすいスネの部分に多く、
かゆいからといって掻いてしまうと
皮膚バリアは壊され
さらに乾燥はすすみ、
湿疹の状態も悪くなってしまいます。