脚だけでなく
体全体を動かす全身運動です。
筋肉を動かすエネルギーをつくるために
酸素を使用し
脂肪を燃焼させることから
有酸素運動と言われます。
有酸素運動の効果の1つとして
体脂肪の減少が挙げられますが、
継続することで
その他のさまざまな効果も期待できます。
その他の効果とは
代謝量がアップします。
筋肉量が増加すると
生命維持のために
消費する基礎代謝量が増え、
普段の生活をしていても
消費するカロリーは
筋肉を増やす前よりも高くなります。
ランニング開始初期の筋肉量増加による
基礎代謝向上よりも、
運動での活動代謝量増加で
カロリー消費をする効果の方が
高いと考えられます。
継続することでダイエット効果がより
期待できます。
これは、寝ている間に
胃の中が空っぽになったことで、
脂肪をエネルギーに
変えてくれることが影響します。
体調をみながら
無理なく行うことが大切です。
脂肪は体温が高い状態で燃焼しやすいため
ゆっくりペースで
体に継続的に負荷をかける方が、
脂肪が燃焼されやすくなります。
ランニングで血流が良くなると、
脳の海馬や前頭葉という部分が
刺激されます。
脳機能が向上し、
頭の中が整理されて
新しいアイデアなどが
生まれることもあります。
頭の中で整理されることで
ストレス解消にも繋がります。
さらに、走ることで
自律神経を整える効果のある
脳内物質のセロトニンという
ホルモンが多く分泌され、
イライラした気分を
落ち着かせてくれます。
何となく気分が楽になったり、
心身のリフレッシュができたりなど
ストレス対策としても効果的です。
体力や筋力は自ずとついてきます。
以前よりも動くことが
億劫にならなくなったり、
しんどいと思っていたことが
楽に行えるようになったりと、
日常生活のあらゆる場面で
疲れにくくなったと実感できます。
ダイエットだけではなく、
健康面でもさまざまな良い効果を
もたらすと考えられています。
程よい疲れで
睡眠の質が高まると言われています。
ランニングをすると、
セロトニンという
脳内物質が分泌されます。
このセロトニンが、
精神の安定や自律神経を整えて
気持ちを落ち着かせ、
睡眠を誘うホルモンの
メラトニン生成を助けてくれます。
個人の体内リズムによりますが、
睡眠の30分から3時間前を目安に
走り終えると良いでしょう。
全身の血流が良くなる効果も
期待できます。
酸素を取り込む量が増えると
老廃物がスムーズに回収され、
新陳代謝をよくしてくれます。
呼吸量の増加はお腹周りの筋肉を動かし
腸の運動を刺激することで
便秘の改善に役立つこともあります。
正しいフォームを身に付けると、
肩こりや腰痛の改善という
嬉しい効果も期待できます。
ランニングの正しい腕ふりでは、
肩甲骨を動かします。
肩甲骨が動くと
上半身の筋肉バランスが補正され、
肩こりや腰痛の改善につながります。
長時間仕事などをしていると、
背中の一部の筋肉しか
使っていない状態になり、
筋肉が硬直する原因になります。
これが、腰痛や肩こりの原因となり
ランニングで肩甲骨が動くということは
背中の筋肉をよく
動かしている証拠でもあります。
脚筋力の向上が期待できます。
脚筋力(下肢の筋力)とは、
体重を支える能力のことを指します。
脚筋力は、走る、歩く、立つ、座るなど
日常生活において
非常に重要な役割を担っています。
ジャンプができる脚筋力の獲得も必要です。
併せてトレーニングを行うことで、
相乗効果が期待できます。
改善されるわけではありません。
食生活や規則正しい生活など
バランスの取れた習慣に、
ランニングなどの運動を
適度に取り入れることが大切です。